61年名古屋市立城山中学校の生徒手帳続き
「生活の目標」
◎ わたしたちの学校と仲間を愛そう。
◎ わたしたちはつねに「なぜ」と考えよう。
◎ わたしたちは実行する勇気をもとう。
◎ わたしたちは生きた学習をしよう。
◎ わたしたちはねばり強いからだをつくろう。
◎ わたしたちはひやかしやかげ口をやめよう。
◎ わたしたちは自分の行動に責任を持とう.
◎ わたしたちは はたらくことによろこびをもとう。
この第2項、第3項を今、公然と掲げている公立の中学校がこの国にどれほどあるだろうか。
「礼儀作法について」
これも前文の視点が良い:
礼儀作法を知らないということは、自分の品位をおとすことです。
りっぱな社会人として独立できるように多くの人から信頼を得られるように努めましょう。
1〜8はまあどこの学校でも書かれていそうなことだ。ところが、最後には、
9.討論,その他 話し合うときは、他人を意見をよくきき、静かに正しく判断し、また自分の意見も正しく発言しましょう。
自分の思っていることをそのままいえるということが人間として一番ねうちのあることです。
教育学部で教員をやっているせいか、ため息が出てくる。