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2011年12月4日日曜日

野菜とトリもも肉の蒸し煮込み

準備に10〜15分、調理に20〜30分の超簡単一皿料理。
野菜に肉の旨味がしみわたり、実においしさを増した野菜をたっぷり食べることができる。以前に見た豚を使ったレシピからの応用。この料理では肉は出汁の役割を果たす。豚肉だと仕上がったときにはどうしても肉の旨味が殆ど出てしまい、出し殻の肉を味わうことになる。同じトリ肉でも胸肉を使うと、同じく出来上がりはパサついてしまう。どうやらモモ肉が良いようだ。

材料:トリもも肉 1枚
キャベツ 500〜600g
人参   100〜150g
玉ねぎ  100〜150g
油;塩、胡椒  少々

1.<準備>キャベツを指幅(1.5〜2.0cm)位の帯状(*1)に、
人参はこれより少し幅の狭い短冊に切り、
玉ねぎは0.5〜1.0cm厚位にスライスする。
肉には塩・胡椒しておく。
2.ピッタリと蓋のできる、鍋(できたら厚手の)に油(*2)をひき、
中火で人参、次いでキャベツを固そうなところから順次入れてしんなりさせる。
3.野菜がしんなりして平らにできるようになったら、その上にトリ肉をしく。
(好みで、ローリエ月桂樹の葉を1枚)
更に玉ねぎをしきつめ、蓋をして蒸し煮にする。
4.時折、野菜を混ぜ合わせ、満遍なく柔らかくする。野菜からは水分が出て、肉から出た旨味が野菜にしみわたる。野菜が柔らかくなり、肉に串を刺しても赤い肉汁が出なくなったらできあがり。塩・胡椒で味を整える。<ここまでが蒸し煮>
5.野菜を更に煮込みたかったら、トリ肉を一旦、取り出して野菜だけを弱火で煮込む。30分も煮込むと、野菜はトロトロになる(これを称して煮込みという)。
6.碗状の食器が食べやすい。まず、野菜を取り分け、その上に適当な厚さにスライスしたとり肉をおく。

*1 キャベツの「主脈」部分は、上記5まで煮込めばおいしくなる。しかし、早く食べたいときには、1で取り除いた方がよいかもしれない。中間策としては「主脈」の中央で切り分ける。
*2 油は、料理用の植物油、バター、トリ肉の皮裏の脂など好みで良い。