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2011年11月30日水曜日

ため息ばかり

大阪のダブル選挙には今更ながらにため息が出た。
これが現実なのだから嫌でもそのよって来たる所以を考えなくてはならないのだろう。

疲れるなぁと思っていると、昨今の皇室騒ぎで秋篠宮とかが、「いわゆる皇室の制度については、皇室典範があります。制度論については、これは国会の論議に委ねることになるわけで、私が何か言うということではありませんけれども、その過程において、今後の皇室の在り方を考えるときには、何らか、私しくは皇太子殿下の意見を聞いてもらうことがあって良いと思っております」と語ったとの報道があった*。

何様だと思っているのだろう。憲法の規定がなくても自分たちはやっていけると思っているのだろうか。憲法も随分にコケにされたものである。面倒なのは、彼の意見がおそらくは天皇制度擁護派の中でも「開けた」ものであることが多いことだ。そうだとしても、現憲法上は、皇太子なり何とかの宮なりが、皇室制度の在り方を国会が決める過程で意見をいう立場にあるということはできまい。こんな発言がしゃーしゃーと記者会見で述べられ、それが流されることにまた溜め息。

* http://www.yomiuri.co.jp/feature/impr/20111129-OYT8T00783.htm?from=yoltop