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2012年1月2日月曜日

新年




無事に新年を迎えることができた。新年を迎えるとは単に自分が生きている地球が太陽周回軌道を一周したという宇宙史的時間の一つの区切りたる「一年」の経過を経験したということだけでなく、生命体である自分がこの「一年」という自然史の中で生き延びたことでもあるのだ等と、いささか面倒くさいことを感じている。昔の人が「年取り」という言葉に込めた意味合いを考えてしまう。

何人もの方から年賀状をいただいた。年に一度だけの挨拶でもして下さることはありがたいことだと思う。

昨年は多重巨大災害があり、少なくとも日本社会が大きな曲がり角を曲がったと思われた年だった。賀状でこのことをどのように触れているかは実にまちまちで、そのことは元号使用以上に興味深かかった。

今年初めて飲んだ酒は、相模原・久保田酒造の「本醸造・相模灘」である。生原酒とありこの時期限定販売、アルコール度19度、こくがあった。
http://www.tsukui.ne.jp/kubota/syouhin.html



年賀状には次のように書いた:

昨年は、自然史的必然への無智、近代科学の限界、現在の社会システムの犯罪性について改めて考えさせられました。多くの人々にふりかかった苦悩と悲哀を前にしての、この国のエリートたちの保身と傲慢、諸学界の堕落ぶりには怒りを通り越して呆れはてるばかりでした。退職を前にしてのルンルン気分も吹き飛び、自らの来し方を顧みながら、今という時代は一体どういう時代なのかをあれこれ考えています。
 今年からは、「明日できることは明日しよう」をモットーに溜め込んできたものを片付け・捨てまくり、この大変な時代に自らの第三の人生を重ね合わせていく準備をしようと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたします。