2012年8月26日日曜日

失敗を許さない!

どうにもならない蒸し暑さが続いている。夕方、少し風が出てきて気温が下がったところでパンを買いにサンシャインに行った。その出入り口辺りで若い母親が小さな子どもを猛烈な勢いで叱りつけている。館内は冷房が効いているから叱る気力が出るのかと思う程の勢いである。「あんなことをしたら危ないの! だからママは叱っているの! 絶対にしちゃあ駄目! 絶対に駄目! 分かった? 絶対に駄目なのよ! 危ないの!」。たたみかけるようにガンガン叱りとばす。子どもに理解させることが目的ではなく、あたかも母親自身が自分の鬱憤をはらすためにしている絶叫に聞こえる。

こうした同じ光景に、何と入るときと出る時とに3ヶ所で出会った。初め見たとき、ついその直前に処理していた今週の新聞に、法務省が法制審に少年法の法定刑引上げを諮問する方針との報道があったことを連想した。厳罰化を支える草の根の「しっかりしたしつけ」。両者の厳格主義には何かつながりがありはしないか。

世論なるものの厳罰感情の膨張は蒸し暑さのためではない。母親たちの絶叫もこのうんざりする日々の天候のためではないだろう。子どもが泣きだすまで止めない絶叫は、彼女たちが受けている抑圧への悲鳴でもあるかもしれない。