本来の目的地へのルートに迷って地図をみていると(ナビではありません)何やらマークがついているのに気づいた。折角近くに来たのだからとついでに立ち寄ってみた。
置かれている石棺*も、懐中電灯をもってきていなかったので、よく見えなかったがどっしりと迫力がある。
*帰宅後調べたらレプリカとのこと
中学から高校の頃に何度か大和政権の古墳を見た。その時も感動した。その後、50歳過ぎでエトルリアやローマの遺跡を見て回ったりもした。それでも感動した。7世紀のものらしいが、日本列島にはこれだけの技術はなかったと思い込んでいたからかもしれない(このナショナリスト奴!)。
最後に見た二子山古墳は、大きく立派な前方後円墳であるが、つまらない。石室も塞がれていた。
公民館南にある蛇穴山古墳は、高さもなく小さそうだった。この偏見からパスした。帰宅後調べてみたところ、ここにも石室が開かれていた。残念。
「観光立国」キャンペーンであほな観光スポットが雨後のキノコ(筍ではありません)のように各地に生まれているが、現にあるものを観光の観点から見直すことは遅れている。おそらく観光観の貧困、つまりは文化と旅行経験の貧困のためか。
この古墳群はまだ当分は観光スポットにならないかもしれない。行って見るなら今のうち。