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2014年8月19日火曜日

沢登り

久しぶりに連絡がとれた高校時代の友人と、丹沢は葛葉川の沢登りをした。実に楽しかった。長年の念願がかなったということもある。何よりも岩の間を水が流れる谷の景観のおもしろさと美しさ、そして山道を歩くのとは違ったスリルに魅了された。


かつて山登りをしている途中で沢に出会うと、「あそこを登って行ったらどうなるだろう」などと思うことがしばしば
あった。どうしてこの歳になるまで沢の遡行に挑戦しなかったのかと首を傾げる。山を歩いている暇があるなら勉強しろといったつまらぬ禁欲主義があったのだろう。禁欲も過ぎたせいか勉強も大して捗ったわけではなかった。


登った他には初級入門クラスのゲレンデだそうだ。少々狭い谷ではあったが、人工物も少なく気持ちがよかった。

スパッツは着けたものの、川歩き用の靴ではなく普通の軽登山靴で登った。普段だったらまずは登ろうとしないような岩に這いつくばり、「見つかったら叱られる悪いこと」をしているような楽しさにひたった。いささか危なっかしいことだったかもしれない。「また中高年、無謀な沢登りで事故」なんてことになっても不思議ではなかったのだろう。今度は靴を整えて行こう。