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2010年11月3日水曜日

実りの秋

10月の天候は悪かった。そのせいか僕の体調も悪かった。逆ではあるまい。しかし、今月になって、秋らしい空と雲になり、陽が射すようになったせいであるかのように、僕の体調も回復して来た。歳をとり、「季節の変わり目にはご注意」の度合いが増えたのだろうか。


という訳で、少し目眩を感じたりしながら、職場では授業時間の合間に構内を歩く。ことしはキノコ類が多いというが、余り見かけない。去年、豊作だった生協前の銀杏は、殆ど実がついていない。その代わりというべきか、学内某所にギッシリと小さな実をつけている銀杏を見つけた。


住まいのそばの公園にも大きな実をつける立派な銀杏がある。競争が激しい。おそらく早朝等は、大変な争奪戦になるのだろう。僕が行く暖かな時間には、実を取った果肉部分があちこちに散乱している。それでも、のんびりと樹下を歩くと毎回10個以上は、見落とされたのか、争奪戦の後で落ちたのか収穫がある。何とも楽しい。ドケチでさもしい僕は、得もいえない小さな幸福感で一杯になる。安いものである。