先日から耳が痛くなっていた。どうせ風邪の副産物だろう。風邪さえ直れば治まるだろうとタカをくくっていた。ところが、昨日辺りから、耳の奥に刺し込むような痛さが頻繁に起こるようになった。たまらないので、耳鼻科へ行った。春にも痛くなったことがあり、その時には耳から何やら膿み状の小さな塊を吸い出して痛さは和らいだ。そのくらいのことで済むと思ったら、今度は違っていた。
まず、聴力検査。著しく痛みのある方の聴力が落ちていることが分かった。「これまでに耳鳴りはあったか」「時々こうした痛みはあったか」などと尋ねられた挙げ句の診断が、鼓膜が癒着しているとのこと。鍼が効くことがあるとして、5〜6本打ってもらった。なぜか脳機能を高めるとかいう薬やらビタミンB12などを処方され、「こまめに通って下さい」と締めくくられた。
刺し込むような痛みが和らいだ訳ではない。しかし、専門家が言うのだから従うしかない。そのまま仕事に向かったが、どうにも間歇的に痛みが襲って来て集中できない。
サイトを検索してみると、「この癒着性中耳炎の聴力を回復させようと様々な試みがわれています。まず外来では、通気療法と、あるいは炎症が起こった時は慢性中耳炎に準じて行いますが、通気を続けても一度癒着したら、なかなか通気のみでは鼓膜と鼓室との癒着の剥離は望めません。非癒着部分から切開や穿刺通気もなかなか効果は見られません」とか、「鼓膜が中耳腔に落ち込んで癒着しているものがあります。これは、癒着性中耳炎とも呼ばれ、慢性化膿性中耳炎にも真珠腫性中耳炎にも合併していることがあります。大変治りが悪い中耳炎で、手術をしても、鼓膜が再癒着してしまい、改善する確立は50%とされています」なんて書いてある。
やれやれ、、、それにしても痛い。