法案への反対が短期間に急増したのは、集団的自衛権行使容認論の政府答弁の訳の分からなさ、いくら説明しても「永遠のゼロ」ならそんな報道は潰してしまえという暴論、挙げ句には時間をかけたからもういいだろうという採決の強行、こうした出鱈目に対する懸念や反発によるところが大きい。法案の危険性に対する理解の拡がりが、反対世論の拡がりの主原因だとは言えないのではないか。
だからこそ、法案に対する正確な理解を拡げることができれば、それは反対世論を劇的に大きくし、内閣支持率もその存立危機事態と言われる20%台にたたき落とす上で大いに役立つのではないか。こんな妄想をたくましくして、出前講師団なるものを若い仲間たちに呼びかけて立ち上げた。
それからが大変。バタバタと11日に記者発表までこぎつけ、その後は日に何十というメールが行き交う中であたふたする生活が始まった。そしてこの蒸し暑さ。実母が急死して一ヶ月がたった途端に相続バトルの気配。同じアパートの知り合いからは「送ってくれたのだけれど冷蔵庫に入らないから」と美味しい野菜が次々に届けられる。まったく人生は素晴らしい。