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2008年7月27日日曜日

クーラー問題

暑さにくたばっていた。いくらでも睡い。昼休みに頑張ってプール(何と水温も30度)に使って、ふらりふらり泳ぐと、どことなく身体がこの高温と高湿度になじんで来る感じがする。

それにしても付いて行けないのは、教室に入ると「24度、冷房」にエアコンが設定してあって、ガンガン冷やしている室内で学生は平然としていることだ。この数年になってようやく学生たちが可愛く感じられるようになって来た私も、こんな季節まで学期がある方に無理があるのだとは思いながらも、この温度設定には怒りを感じてしまう。第一、こちらが寒さに凍えてしまう。

「こんな温度設定を当然だと居直るなら、もう温暖化は問題だとか、フードマイレージについて考えようとか語る資格はないんじゃないか」と言うと、何人もが僕の方を睨みつけてくる。「これだけの人数が広くない教室に集まっているのだから暑いのは当然。暑ければ不快になり能率も悪くなる。君たちのいうところのアル程度は冷房をかけてもよいのではないか、というのなら、何度が適当か議論しようじゃないか」。エコ・テロリスト的挑発には反応なし。藤田省三のいう「安楽への全体主義」か。

そういえば東上線の温度設定もいかれている。ネクタイにジャケットの男達が定員の80%以上は乗っているときの設定なのだろうか。大部分の女性乗客は、冷房予防に肩から羽織れる薄い衣類を余計に用意している。問題は、この国にますます根深くなっている大勢順応主義か。