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2008年7月8日火曜日

時計がなかったら

二学年で5人のゼミ。そこで2人が交互に休む。事前通知なし。
余程に面白くないのだろう。積み重ねが難しくなるから、いよいよ面白くなくなる。こちらもがっかりする。

前回出てこなかった一人に訳を聞いた。「朝寝坊です」。若い学生時代には僕もよくやった。そんな経験者が無断欠席に腹を立てるのはおかしなことだろう。しかし、気分が落ち込む。そこで別のことを考えた。

時計というものがなかったら遅刻もないではないか。時を計ることは昔からやられて来た。しかし、分刻みで大勢が動かされる時代は、つい最近になってからだろう。日時計もない時代のほうが人類には長かっただろう。江戸時代あたりはどうだったのだろうか。

秒まで刻むような時計などなかった時代の方が、生活の流れ方は落ち着いた人間に相応しいものだったのではなかろうか。