無垢の欅のテーブルを見て以来、木材にはまり込んでいる。
歩いていても、運転していても、樹木ばかりが気にかかる。そして、どの木をみても、「あれを伐採したらどんな杢目が見れるだろう」などと不届きなことばかりを考えてしまう。
手元には、先日もらったカイヅカイブキと楠の小さな木っ端があり、その杢目と香りを楽しんで飽きることがない。それを掌に入れ、眺めたり嗅いだりしているだけで安らかな時が流れて行く。
やらなくてはならないことは多いのに、実に困る。早く木工の基本的技術を身につけて、小さなものからでもよいから、落ち着くきれいな板目のものに取り替えたい。
十分な時間がとれない今は、合間にゲリラ植樹と、使えそうな木材集め、その割れ止め処置、そして基礎技法の少しずつの学習。