2008年7月9日水曜日

久しぶりのバレー

元気の出るものを見ようと、職場のそばの劇場でやっていたラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップス La La La Human Steps というダンス・グループの「アムジャッド」Amjadと題する作品の公演を見に行った。
「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」かとかの20世紀初頭の「古典」にあったオリエンタリズムを、脱構築したとか何とか言っていたが、ダンスとして見ていると何ともウーンであった。大きなジャンプも回転もない。そんころに表現の物足りなさを感じた。自分もある種のオリエンタリズムにとらわれていたのだろう。

ライトの当て方を激しく変えることで、ダンサーの姿形や動きに違う印象を浮き彫りにするやり方は、ダンスの照明にはつきものでもあるし、禁じ手だとは思わない。しかしそれが過ぎると、バレエそのものの構造のおもしろさを照明の与える印象で誤摩化しているようにも感じられる。時折、得体の知れない円盤を上からたらしてきて、それに映像を映し出すのも、「おいおい、いい加減にしろよ」であった。ダンサーのお休み時間のためだったのかもしれない。

それにしても、1時間半近いぶっ続けの演技で、見ている方も疲れた。良かったのは中国出身のシュエン・チェン Xuan Cheng だった。一人だけ、頭を抜いて大柄の女性ダンサーは、他の女性ダンサーが小柄であったため、気の毒だった。

http://mv-theatrix.eplus2.jp/article/91350662.html