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2010年4月12日月曜日

残念


井上ひさし死去の報に接して一昨日以来がっかりしている。あの煙草が良くなかった。

彼のものは小さな随筆に至るまで見つけ次第読んできた。ある時から次第にかもされてきた説教は鼻についたが、しかしまだまだ庶民の目でこの時代の切実な問題に迫っていく気迫、新しい表現や意匠への挑戦を期待できる人だった。金持ち臭さがないのも、しっぽを振るところがないのも良かった。残念でならない。