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2010年4月24日土曜日

対日好感度


BBC が恒例の国別好感度の調査結果を発表していた。
下げっぱなしだったアメリカが上向きになったのは、オバマのおかげだろう。日本は少し下げたが依然としてドイツやカナダに次いで好感度の高いところにいる。

問題は、中国と韓国との相互好感度だろう。韓国の対日好感度は、08年では Mainly positive が37だったのが66に飛躍的に上がっており、Mainly negative が08年の52から何と20に下がっている。画期的に好転しているといえる。日本のテレビで韓国の連続ドラマが何本も流されているようなので、薄々は感じていた。しかし、かの地でも日本に対する感覚が変わっていることは気づかなかった。

これに対して中国との関係は依然として良くない。日本での対中 Mainly positive は18、Mainly negative は38、中国での対日 Mainly positive は29、Mainly negative は47。餃子事件などがあったにせよ、やはりまずい。

両国ともに日本が戦争責任問題を解決していない国であることには変わりはない。にも拘らずどうしてこのような違いが出てくるのか。政治体制問題か? 東アジアの歴史に屹立する中国藝術に参っている僕には、なぜか飛躍して、この違いは日本のポプカルチャーの輸入度合いにあるのではないかという仮説が浮かんでくる。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/7324337.stm

http://www.globescan.com/news_archives/bbc2010_countries/

ところで、どの国でも Mainly negative が Mainly positive を
上回っていたのは、やはりイスラエルだった。