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2009年4月7日火曜日

36年の軍隊内の反戦活動

昨日の現地見聞の後、菊地さんの案内で、松井田在住のもう一人の妙義闘争の活動家だった中山三喜男さんを尋ねることができた。
93歳。背中を傷めていて動きが楽ではないとおっしゃっているが、しかし、顔の色つやといい、筋道だった話しと言い、とてもその歳とは思われない。そして何よりも振る舞いと表情全体から溢れてくる人間的な充実。

日本の民主主義と平和の運動は、こう言う無名の人々によって支えられていたのだと改めて思った。

高崎師範を卒業。高崎15連隊の中で「軍旗祭り」に際して、第三中隊で「鼠君哀哭」を合い言葉に、髑髏隊の仮装をしたというのだ。



これは歴史書に載せられて良い写真ではないだろうか。
「墨や石灰を分担して調達し、誰が首謀者か分からないようにしてね、これだけ大勢でやってしまえば重営倉たって三つしかありゃあしないのだから、全員ぶち込む訳にはいかない。まあ、考えたんですよ」