About

2009年5月19日火曜日

嫌な予感

民主党の代表に鳩山がなった。総選挙で単独過半数を取れないにしても、民主党を中心とする連立政権が生まれる可能性はあるのだろう。
各紙の世論調査では、軒並みに鳩山民主党の支持は上向きになっている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009051990070618.html

しかし、改憲問題を追いかけてきた僕には気にかかることがある。
鳩山は一貫して改憲議連の主要メンバーであり、また、04年の12月には改憲諸党派による新憲法構想キャンペーンのまっただ中で、「新憲法試案」なるものを打ち出している。今もその立場は変わっていない。

総選挙後は、自民党の片割れも含む連立にならなくても、憲法審査会の活動が始まるだろう。社民党も民主党と選挙協力をしている。世界金融不況のあと、日本でも失業は減っていない。30代の自殺は過去最高の5千人に近づいた。「改憲どころではない」と考えるのがまともなところだろう。しかし、その中味も知ろうともせずに「構造改革」(これは50年代には左翼の言葉ではなかったか)やら、「郵政改革」が圧倒的に支持されたのは、つい数年前のことだ。宣伝の仕方次第では、あたかも万能の特効薬、最強の切り札として明文改憲カードを切るシナリオが急浮上して来るのではないか。そんな予感がよぎったりした。

href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_IyO1JqygBD17gtvIpT7ww8bhMC_G5wRh_JqnmDllhW0EhHppsq1ajVHqqB2tKE-I4FQ7BZEi4xvhGao6e6tf33fy3KnKS6rWRgZyo3rVvNCybJbMdZv-CwtIBa2U0uSAcUf6C6uqeoQL/
h/%E9%AB%98%E5%B2%A9%E9%81%A0%E6%9C%9B5.JPG">


53年の妙義基地反対闘争のど真ん中にはこの高岩があった。現地再訪問し緑の中に聳える岩山を眺めた。