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2009年7月3日金曜日

歳をとると良いこともある

重荷になっていた事柄が、殆ど同時期になって<解決>する山場を迎えたことが主原因だろう。解決といっても、それによって心の憂いがなくなるような問題の解消ではなく、「これにて一件落着、最早打つ手はない」という意味で最後を迎えたことであり、新たな心配事はむしろ増えたのかもしれない。

とは言え、新しい局面への気持ちの切り替え、日常の実際の生活の転換を余儀なくされたことには変わりはない。丁度、船の右側に山積みされていた荷物が一度になくなり、呆然としている間にも、急に右側が軽くなった弾みで船が大きく左に揺れてしまう怖さが、このすぐ先に待っている感じがする。ブログの更新どころではなかった。

そんな時に朝、まず事務所をのぞくと、Bさんが「**さん、今年もうプールに行きましたか?」と尋ねてくる。プールではゴーグルをつけていたり、いつもは分からないメタボおなかがモロ見えだったり、その反対に引き締まった身体であったり、日頃見慣れている姿ではないためだろうBさんがプール仲間だったとは気づかなかった。

先週の真夏日の昼休み、「こんな日にはプールだな」と時計を見ると既に1時を回っている。休み時間に襲って来た学生への応対に手間取っていたためと疲れのために、今日は結局プールには行けなかった。しかし、Bさんが声をかけてくれたことが嬉しく、これからの昼休みが楽しみになり、元気が出て来た。

職場に知人がふえたのも歳をとった結果だろう。歳をとるのは悪いことばかりではない。