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2009年6月14日日曜日

オトコは辛いか?



一週間たまった新聞を読んだ。
アノ鳩山総務大臣の解任の記事が笑わされた。曰く「自分の信念を曲げたら男じゃない」。
暴言、大向こう受けだけを狙った大口ばかり。彼と並ぶと首相の方がずっと品(スーツの仕立てのことではない)が良く見える程で、端から見ていれば何と劣等感の塊といったご仁だった。それが最後にも遺憾なく発揮された次第だ。

なぜここで「オトコ」が出てくるのか。余程に「男の子なら**しなさい!」とか、「それでも男か!」とか、「男らしく**しろ!」とか長年にわたって教え込まれ、刷り込まれたのだろう。だとしたら可哀想なことでもある。

そう信じ込んでいて、自分だけで悩むなら傍迷惑ではない。ところが、そう信じ込んでいる人は得てして、女性が信念を貫こうとすると、「女のくせに生意気な」とか、「女は愛敬」とか、挙げ句の果ては「女はオトコに従っていればいいのだ」などと、実に傍迷惑なことを喚いたりする。<自分が奉じている信念まっしぐらはオトコの証し・専売特許主義>から、大胆に飛躍した命題を唱えて平然としていることが少なくないのだ。ということは、<信念一直線はオトコの証し>主義と<信念オンナは生意気>は、どうやら一対の命題として刷り込まれているかのようだ。そんな感じがする。

とかく<信念一直線>は辛いことが多い。そこでその辛さを耐えるための補強として<信念まっしぐらは男の証し>主義と<信念オンナは生意気>とがワンセットになる。これが僕の仮説だ。とかくオトコでいることは辛いものらしい。植木等(という偉い方がおりました)じゃあないが、「はい、ご苦労さん」。




空き地にピンクのお花畑が広がっていた。オトコはこんなピンクの花は見向きもしないものらしい。という次第でご紹介。