2010年5月13日木曜日

自殺、12年連続3万人台


毎日360人乗りの飛行機が墜落し、90人が亡くなり270人が重い障害を負ったとしたら、これは社会問題になるだろう。一人の自殺者の陰にはその3倍以上の自殺未遂者がいると推測しておかしくないだろう。自殺者が12年連続して3万人を超えていることは、12年間にわたって連日360人乗りの飛行機が墜落し続けていることとさして変わりはない。

自殺者数が2万人台前半で上下していた長い期間が96〜97年を期に終わり、一挙に3万人台に跳ね上がったことだけを見ても、そこには個人的要因に解消できない社会的原因があるだろうことは誰でもすぐに考えることではないのか。この国の人々は自殺にもう慣れてしまい、それは社会が成り立って行く上で、忌まわしくとも不可避の、しかも克服不能なことであると思うようになっているのだろうか。

「**駅で人身事故があったため*分遅れます」というアナウンスがあると、「こんな時に止めてくれよ」「いい加減にしろよ」と呟きが聞こえたりする。サバイバル・ゲームに負けた者に対する軽い言葉。それが平気に感じられる日常になっているとしたら、やはり恐ろしい。

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html