About

2010年5月5日水曜日

雑司ヶ谷の鬼子母神


洗濯やら衣類の入れ替え、老親の訪問などをしているうちにたちまち連休が終わってしまった。埼玉に住んでいた頃は、近くの雑木林にピクニックに出かけ、観光客のいない新緑の下でのんびりと半日を過ごした。都内に移ってからは、その雑木林に行くまでの道の混雑がおそろしくなった。しかし、周辺にはとても林とは言えないような公園の樹々しかない。中々、気乗りがせずに良い天気にもかかわらず専らアパートにこもっていた。

これではちと退行的ではないかと思い立ち、都電に乗って雑司ヶ谷の鬼子母神と墓地を見に出かけた。初夏の日差し。そのせいか人ごみとはほど遠い静かさ。緑が頭の中まで浸みわたるには程遠かったが、都会の中にしてはなかなかであった。時々また行こうと思う。