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2010年5月8日土曜日

木を植える




人からもらったハーブ類の鉢がふえ、水やりに追われるようになった。そこで、地面におろせる柑橘類や欅を、鉢から取り出し職場にもって行って植えることにした。30数年前に植えた頃は丈が50cmにも満たなかった欅は、今や4階まで届き幹周りは80cm位になっている。そういえば就職した当時は貧弱な木しかなかった学内の殺風景な光景も随分に変わっている。特に新緑と紅葉の季節は美しい。

そこで、当分は木を植える”変な爺さん”になり続けることにした。「**年度**講座卒業生一同記念植樹」とでも書いた立て札を並べれば、早々に引っこ抜かれたりすることはあるまい。僕が死ぬ頃までもてば一寸した林になっているかもしれない。これは中々楽しい空想だ。

先ずは、学内至る所に生えている欅の蘖(孫生え)を50cmくらいに育ててはあちこちに植樹する。合わせて、コナラやクヌギ等のドングリの類いと、この季節まで出回る柑橘類の種を、然るべきところの「苗床」に蒔いて育て、これまた50cmくらいの苗にしては植樹するという作戦だ。